満月の夜

贈り物について。

サンタさんって、あれすごい人だよねえ。
真夏にやってきたサンタが子どもたちに元気を与えてた。

物って、物でしかない。
本、ゲーム、車、食器、ギター。

なんでもいいけど、物って物でしかない。

僕が生きるこの世界はお金がぐるぐるまわってて
その中で人が泳いで泳がされてる。
誰かが作ったプールのような中で。

気をつけないと自分が今どんなプールで泳いでいるかわからなくなる。
それが一番こわいんだ。

話は戻って贈り物の話。

誰かにいわれた一言や何気ない手紙。
それがものすごいエネルギーになる。
歪んだ世界のがらくたの山の中「真っすぐなパワー」ってこんなところにある。

僕が信じるのはその「真っすぐなパワー」

音楽もそうだ。
やつは真っすぐだ。本来ならば。
(ビジネスはそれをひん曲げるモンスターである)

お金がないと生活はできないよね。
お金が手に入るとより良い生活ができるもんね。
お金は欲しいよね。

でも待って。
僕は必要以上のものは欲しがらないと考える。

僕はCDもレコードも大好きだからこれにほとんどお金使っちゃう。
楽器も買うし旅にも出る。

それでいいんだって思えるから僕はそれでいい。

満月の夜に自転車漕いでビューティフルな景色を見て帰って曲を書く。
僕はこうして年を重ねて死んでゆくのだろう。

それでいい。
それがいい。