玄関の扉を開けるとたくさんのセミがその生涯を終えている。
夏が終わっていく。
セミって数日しか生きられないって思ってたけど
セミからしたら人間って何十年も生きてて大変だなって思ってるかもね。
「ボクたちはこの一生を何の迷いもなく歌いきってるのだ!ミーンミーン!」てね。
今夜は散歩にでかけた。
近所に月がとてもきれいに見えるポイントがあって、そこが好きなんだ。
ぼけーっと歌詞を思いつくままに書いてたくさん蚊にくわれた。
足をかいては家に帰った。
家に着いた。
一生を終えたセミが増えてた。
永遠なんてないなって改めて感じた。
きらきら輝く音楽ってそこなんだよな。